理事長年頭のあいさつでは、巳年(みどし)にちなんで、「蛇突き」(へびづき)からの金的蹴りに対する、「順蹴地一」(じゅんげりちいち)という技に触れました。
少林寺拳法創始者の宗道臣(そうどうしん)先生は、中国で生活していたときに、蛇突きからの蹴りの後に、短刀で攻撃をされたことがあるそうです。そして、宗道臣先生の友人は、そのときに短刀で刺されて、亡くなってしまったとのこと。
最近は物騒な出来事が続き、昨年末は北九州市で、中学生が刃物で殺傷されるという痛ましい事件が起こっています。
私たちは「護身」の技術を修練していますが、それでよしとせず、
・店に入る前に周りの様子を確認する
・出入り口を確認する
・登下校時はなるべく一人にならない
・人通りの多い明るい道を選ぶ
・防犯ブザーをすぐに鳴らせるようにしておく
といった、「心構えによる護身」も改めて大事だと思いました。
皆さまには、今年も安全に過ごしてほしいと思います。